ソウルの延世大付属セブランス病院に設けられた新型コロナウイルスの専用診療所=(聯合ニュース)
ソウルの延世大付属セブランス病院に設けられた新型コロナウイルスの専用診療所=(聯合ニュース)
◇新規コロナ感染者126人 市中感染は3日連続3桁台 韓国の中央防疫対策本部は18日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から126人増え、計2万2783人になったと発表した。市中感染が109人、海外からの入国者の感染が17人だった。新規感染者数は前日(153人)に比べると多少減少したが、感染経路が分からない患者の割合が26%を上回り、感染規模はいつ拡大してもおかしくない状況だ。死者は前日から5人増え計377人、重症以上の患者数は前日から10人減少し150人。◇平壌共同宣言から2年 停滞する南北関係の打開策は 文在寅(ムン・ジェイン)大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)が平壌で首脳会談し、「平壌共同宣言」に署名してから19日で丸2年になる。当時の南北融和ムードはすっかり消え、文大統領は停滞する南北関係を再び進展させる手立てを思い悩んでいる。政界では、新型コロナウイルスの流行下で北朝鮮との防疫協力を強化する案、朝鮮半島の平和に対する国際社会の支持を訴える案などを文大統領が積極的に検討するとの観測が出ている。◇ソウル市が教会牧師に賠償請求 「疫学調査妨害でコロナ再拡大」 ソウル市は、多数の新型コロナウイルス感染者を出した「サラン第一教会」(ソウル市城北区)の全光フン(チョン・グァンフン)牧師を相手取り、46億2000万ウォン(約4億1600万円)の損害賠償請求訴訟を起こすことを明らかにした。ソウル市は「サラン第一教会と全光フン牧師の疫学調査拒否・妨害や虚偽資料の提出など感染症予防法に違反する行為により、首都圏をはじめ、全国的に新型コロナウイルス感染が再拡大した」と提訴の理由を説明した。◇政府が特別旅行注意報を再延長 10月18日まで 外交部は、新型コロナウイルスの感染拡大が続いていることなどから、この日までだった全ての国・地域に対する特別旅行注意報を10月18日まで再び延長すると発表した。今後の感染状況によってはさらに延長される可能性もある。政府は3月23日に同注意報を発令し、これまで毎月延長してきた。
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