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文大統領 防疫措置緩和は「経済的打撃を最小化するため」
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は14日の首席秘書官・補佐官会議で、首都圏での新型コロナウイルスの防疫措置「社会的距離の確保」のレベルを最高の第3段階に近い「2.5段階」から第2段階に引き下げたことについて、「防疫と経済の両方で、国民の生活を守るために専門家と現場の意見を総合して決めた」とし、国民に理解と協力を求めた。 文大統領は「今回の措置は厳格な防疫の基調を維持しながらも経済的な打撃を最小化するための避けられない選択だったことを国民が理解してくださることを望む。限界の状況に置かれた中規模、小規模の事業者や自営業者が生業をあきらめないようにするための最低限の措置」と説明した。 また防疫措置を強化したことで首都圏の感染者数が減り、1人の感染者が何人に感染させるかを示す「実効再生産数」が0.7程度に下がったとし、「まだ安心はできないがここ1カ月の感染拡大状況は徐々に落ち着きつつある」との見解を示した。 文大統領は「感染状況が防疫システムの統制範囲内にあるという判断とともに、長期にわたる営業制限で生計が脅かされた人に(これ以上)犠牲を強いることができないという点も理由になった」と話した。 また「コロナとの戦争は長期戦」とし、「長期間、コロナと共に暮らさなければならない状況で防疫と経済のどちらか一つでもおろそかにすることはできない。防疫は経済そのものだが、防疫が衣食住の問題まで解決できないため」と強調した。 その上で「コロナが完全に終息するまで防疫と経済の間でぎりぎりのバランスを取っていくしかない」とし、「防疫も経済も必ず成功させる」と話した。