開庁式であいさつを述べる鄭庁長=14日、清州(聯合ニュース)
開庁式であいさつを述べる鄭庁長=14日、清州(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】新設された韓国疾病管理庁の開庁式が14日、中部の忠清北道・五松で開かれ、鄭銀敬(チョン・ウンギョン)庁長は「初代庁長として重い使命を感じる」とし、新型コロナウイルス感染症の克服を最優先課題に掲げた。 鄭氏はコロナ禍で厳しい状況が続く中での開庁となったことについて、「新型コロナ感染症を早期に克服し、今後持続的に発生し得る新種の感染症に専門的かつ体系的に備えるべきだという国民の意向と政府の意思が込められている」と述べた。 国民には新型コロナの免疫がないため感染リスクがあり、潜伏期間中の感染力が高いことから流行が長期化するとの見通しを示すとともに、ワクチンなどの解決策が導入されるまで、感染拡大を医療、防疫体系、社会システムが耐えられる水準に抑える戦略を進めていると説明した。 鄭氏は職員に対し「まだわれわれは台風で荒れる海の真ん中にいる。疾病管理庁という新しい船の船長として、また船員の一員として皆さんと最後まで航海を終える同僚になる」と誓った。 保健福祉部所属の疾病管理本部から格上げされた同庁は12日に正式に発足した。感染症政策の策定・実行に独自の権限を行使する。同本部の本部長だった鄭氏が初代庁長に抜てきされた。 開庁式に出席した朴凌厚(パク・ヌンフ)保健福祉部長官は祝辞の中で「さらに強化された専門性と力量を土台に新型コロナの状況を賢く克服し国家的防疫対応体系を整えてほしい」と強調した。
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