韓国政府は首都圏を中心に新型コロナウイルスの感染者が急増していることを受け、8月31日から首都圏での防疫措置のレベルを2.5段階に引き上げた。この措置により、首都圏の飲食店やベーカリーなどは午後9時から翌日の午前5時までは店内での飲食が禁止され、持ち帰りと出前だけが可能となっている。フランチャイズチェーンのカフェは営業時間と関係なく店内での飲食が禁止され、持ち帰りと出前だけが認められている。スポーツジムやプール、ビリヤード場など屋内スポーツ施設は運営を中止している。
この措置により、47万以上の店が直接・間接的に影響を受けるとしながらも、「背水の陣を敷き、総力を挙げて首都圏での感染拡大の勢いを沈静化させていく」と説明していた。
韓国での新型コロナウイルスの新規感染者数は3日、100人台に減少している。ただ、重症患者が急増しており、まだ安心できない状況との指摘が出ている。
韓国の防疫当局は医療システムが対応できるよう、1日あたりの感染者数を100人以下にすることを目標に掲げている。
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