韓国ソウルにある“サラン第一教会”のチョン・グァンフン牧師(画像提供:wowkorea)
韓国ソウルにある“サラン第一教会”のチョン・グァンフン牧師(画像提供:wowkorea)
「狂った説教者が韓国に新型コロナウイルス感染症の再拡散を呼び起こした」と、ロシアの官営メディア“タス通信”の韓国特派員は、チョン・グァンフン牧師に関するコラムを掲載した。

この特派員は先月28日に自社のオピニオン欄に「狂った説教者は、韓国でどのように新型コロナの再拡散を呼び起こしたのか」というタイトルのコラムで「韓国における新型コロナの再拡散の主な原因は、チョン・グァンフン牧師の率いるサラン第一教会だ」とし「チョン牧師は極右的な見解と論理に反する行動で、反対勢力から『狂った人』と呼ばれている」と載せた。

この特派員は「チョン牧師は、ソウル・クァンファムン(光化門)での演説(8.15反政府大規模集会)で広く知られるようになった」とし「彼はこの過程で『現政府は悪魔の下手人として不法であるため、可能な限り速く転覆しなければならない』と主張した」と伝えた。

また「私は運よく、ソウルの外信記者クラブで開かれたチョン牧師の記者会見に参席し、彼の言葉を直接聞くことができた」とし「彼はその時『ムン・ジェイン(文在寅)大統領はアドルフ・ヒトラーより悪い。ヒトラーがしたことは祖国のためであったが、文大統領がした全てのことは、北朝鮮のためだ』と心から語っていた」と指摘した。

つづけてこの特派員はチョン牧師を「盲信者(純粋な愚か者)」というロシアの表現で皮肉った。

また この特派員は韓国内の新型コロナ拡散の原因として“宗教”をあげた。1次流行の時は「新天地教会」が、今回の2次流行の過程では「チョン牧師のサラン第一教会」を中心として拡散したと指摘した。

一方 この特派員は「文大統領と政府の中心人物たちは、韓国が大規模な封鎖なく新型コロナを退けた唯一の国だと宣伝しようとして、多くの科学者たちの声に耳を傾けなかった」として、韓国政府にも批判の矢を向けた。

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