8月の消費者物価指数の上昇率が5か月ぶりの大きさとなった(コラージュ)=(聯合ニュース)
8月の消費者物価指数の上昇率が5か月ぶりの大きさとなった(コラージュ)=(聯合ニュース)
【世宗聯合ニュース】韓国の統計庁が2日発表した消費者物価動向によると、8月の消費者物価指数は前年同月比0.7%上昇した。新型コロナウイルス感染が拡大し始めた3月(1.0%)以来、5か月ぶりの高水準となった。

 前年同月比の物価上昇率は昨年、12か月連続で1%を下回った。今年1~3月は1%台だったが、4月に0.1%に鈍化し、5月は0.3%のマイナスに転じた。6月の横ばいから7月は0.3%、8月は0.7%と上昇幅が拡大している。

 8月は商品の物価が1.2%上昇した。中でも農畜水産物が10.6%上がり、2017年8月以来の大きな上昇率となった。

 工業製品は0.4%下落した。電気・水道・ガスも4.4%下がった。

 サービス物価は0.3%上昇した。このうち個人サービスが1.1%上がった一方で、公共サービスは1.8%下落した。

 統計庁は「消費者物価の上昇率が0.7%に拡大したが、高い水準ではない」と述べ、「新型コロナウイルスの感染拡大に伴う社会的な距離確保の影響で、物価が低水準になっている」と指摘した。


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