コロナや米中貿易戦争にもかかわらず、中国の7月の輸出は史上2番目となる高い水準にまで増えた(画像提供:wowkorea)
コロナや米中貿易戦争にもかかわらず、中国の7月の輸出は史上2番目となる高い水準にまで増えた(画像提供:wowkorea)
ドナルド・トランプ米国大統領による貿易戦争と、新型コロナウイルス感染症という悪材料があったにもかからず、それらによって“世界の工場”である中国の躍進を止めることはできなかったと、ニューヨークタイムズ(NYT)が31日(現地時間)報道した。

新型コロナにより1月末まで閉鎖していた中国の工場が、2月末と3月初めに再び稼働したことで輸出が急増し始め、中国の7月の輸出は史上2番目となる高い水準にまで増えた。史上最高は、クリスマスシーズンの昨年12月であった。

NYTは、中国のこのような驚くべき回復性が、低費用でなされる熟練された労働力と効率的な基盤のある施設だけでなく、コロナ流行事態に対処するため中小企業と大企業に追加の融資を提供した国家主導の銀行システムのおかげだと評価した。

またコロナパンデミックのおかげで、中国の強みである生産品(個人の防疫保護装備、住宅改善装備、家電製品)が一層必要となったことも追い風となった。

去る1月に中国は貿易戦争を終えるために、米国から莫大な輸入をすることを約束した。しかし実際の購入は遅延している。コロナ事態により両国の経済状況が変わったからである。

またトランプ大統領が対中関税のほとんどを25%としているが、それでも他国よりも価格が依然として安いため、米国人たちは中国製品を好んで買っている。

加えて中国の強い輸出の勢いは、中国元(中国通貨)が弱く維持されているおかげだともみられている。

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