韓国　きょうのニュース（８月３１日）

◇コロナ新規感染者２４８人　連続２００人台も依然高水準　韓国の中央防疫対策本部は３１日、この日午前０時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前０時の時点から２４８人増え、計１万９９４７人になったと発表した。市中感染が２３８人、海外からの入国者の感染が１０人。１日当たりの新規感染者数はここ数日減少しており、この日は前日（２９９人）に続き２００人台だった。だが、日常生活のいたる所で感染が起きている上、範囲も全国にわたっており、感染の広がりが収まったと判断するには早い。死者は前日から１人増え、計３２４人となった。◇文大統領支持率が２週連続上昇　不支持上回る　世論調査会社、リアルメーターが発表した世論調査結果で、文在寅（ムン・ジェイン）大統領の支持率が２週連続で上昇し、不支持率を上回った。文大統領の支持率は前週に比べ２．９ポイント高い４９．０%で、不支持率は４．１ポイント低い４６．７%。同社の調査で文大統領の支持率が不支持率を上回るのは７月第２週以来となる。一方、進歩（革新）系与党「共に民主党」の支持率は９週ぶりに４０%台を回復し、最大野党「未来統合党」との差を１０ポイント以上に広げた。リアルメーターは「新型コロナウイルスが再拡大している中、防疫、経済への悪影響の最小化などの願いが政府・与党に対する支持につながった」と分析した。◇最大野党の新党名　「国民の力」に決定　最大野党「未来統合党」の非常対策委員会は、新しい党名を「国民の力」に決めた。党の関係者が明らかにした。同党は１３～２１日、国民を対象に新しい党名の公募を行った。金鍾仁（キム・ジョンイン）非常対策委員長らは公募で「国民」とのキーワードが最も多く提案されたことなどを踏まえ、国民の力に決めたという。同党は来月１日の常任全国委員会と２日の全国委員会で党名を最終決定する。◇政府が非首都圏の病院を調査　業務開始命令発令へ　医大の定員拡大などに反対して無期限の集団休診（ゼネスト）に入った専攻医（研修医）とフェローなどと呼ばれる専任医に対する業務開始命令を出した政府は、新たに非首都圏地域の病院１０カ所に対する現場調査を行い、業務開始命令を発令する計画だと明らかにした。政府はこれに先立ち、２６、２７両日に首都圏の病院２０カ所を調査したのに続き、２８日からは全国２０カ所の病院を対象に専攻医などの休診状況を確認した。