ソウル市内の保健所に設置された新型コロナウイルスの専用診療所前で並ぶ人々(資料写真)=(聯合ニュース)
ソウル市内の保健所に設置された新型コロナウイルスの専用診療所前で並ぶ人々(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国・ソウル市の徐正協(ソ・ジョンヒョプ)市長権限代行は30日の記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大が続き、感染経路が分からない感染者が増えていることについて、「誰もが例外なく、どこででも知らないうちに感染する可能性があるという強力な警告を送っている」と強調した。 また、同市内にある「サラン第一教会」が最近の感染拡大の震源地になっていると指摘。検査対象の信者ら3541人中、2255人の検査を実施し、592人の感染が確認されたと説明した。検査の陽性率は26.3%に上っている。徐氏は「まだ検査を受けていないか、連絡が取れない対象者については警察の協力を受け、(自宅などへの)直接訪問や強制調査、告発措置を取る」との方針を示した。 同市内で確認された感染者のうち感染経路が分からない人の割合は8月の第2週(9~15日)に7.1%、第3週(16~22日)に16.9%、第4週(23~28日)に31.9%と大幅に上昇している。 徐氏は「過剰なくらいの警戒心、徹底的な(防疫措置の)実践だけが感染症の拡大を止められる」とした上で、9月6日までの1週間を「1000万市民の(移動)ストップ週間」と宣言。「この期間中、市民は最大限外出を自粛し、外部での活動をやめるよう訴えたい」と述べた。
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