台風8号は黄海を北上している。強風で倒れた木(提供写真)=27日、仁川(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
台風8号は黄海を北上している。強風で倒れた木(提供写真)=27日、仁川(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】台風8号の影響で、27日にかけ、済州島など韓国南部を中心に施設の破損や停電などの被害が相次いだ。

 中央災難(災害)安全対策本部によると、台風の接近を受け、全羅南道の一部地域で10世帯・29人が一時避難した。この地域は月初の大雨で土砂崩れの被害を受けていた。

 施設の被害は27日午前6時までで101件に上る。街路樹が23件、街路灯・電柱が19件、中央分離帯が18件、それぞれ破損したほか私有建物の外壁など(27件)と看板(14件)破損の届け出もあった。

 また、済州島を行政区域に持つ済州道や忠清南道、光州市などの計1633世帯で停電が発生した。多くが復旧したが、全羅南道新安郡では停電が続いている。

 公共交通機関は運転を見合わせた。26日からの航空機の欠航は、11空港の438便に上った。済州空港で206便、金浦空港で71便 金海空港で58便がそれぞれ欠航し、仁川空港では27日午前2~7時に滑走路が一時閉鎖された。

 旅客船は99航路の157隻が欠航した。鉄道は、慶全線の光州松汀―順天や湖南線の木浦―光州松汀など南部を走る路線の一部区間が安全確保のため26日夕から運転を見合わせた。


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