党機関紙の労働新聞は26日、金委員長(中央)が25日に党政治局会議を開いたと報じた(同紙ホームページから)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
党機関紙の労働新聞は26日、金委員長(中央)が25日に党政治局会議を開いたと報じた(同紙ホームページから)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央通信は26日、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)が25日に党政治局の拡大会議を開き、台風と新型コロナウイルス対策を議論したと伝えた。

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 北朝鮮は26日から27日にかけて、ほぼ全域が台風8号の影響を直接受けると予想される。金委員長は「台風による人命被害を徹底して防ぎ、農作物の被害を最小限に食い止めることは、人民の運命に責任を負うわが党において一瞬たりともおろそかにできない重大な問題だ」と述べ、農業をはじめとする経済全体への被害を防ぐため、直ちに対策を講じるよう指示した。

 新型コロナウイルスに関しては「防疫体制を引き続き補完、維持し、一連の欠陥などを抜本的に終息させるための積極的な対策を講じよ」と命じた。

 金委員長は2月と4月、6月にそれぞれ1回、7月と8月は2回ずつと、今年に入り政治局会議と政務局会議をすでに7回主宰し、直面するさまざまな問題に迅速に対応している。

 国際社会による制裁が長引き経済状況が厳しさを増す中、大雨や台風、新型コロナウイルスに苦しむ住民に、頼もしい指導者像をアピールする狙いがありそうだ。

 金委員長は政治局拡大会議に続いて政務局会議も進行した。今月中旬に開催した党中央委員会総会での決定を受け、来年1月の党大会招集に向けた準備委員会の立ち上げや事業分担など、実務的な問題を取り上げた。


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