ソウル市内のバス停で出勤を急ぐマスク姿の市民ら(資料写真)=(聯合ニュース)
ソウル市内のバス停で出勤を急ぐマスク姿の市民ら(資料写真)=(聯合ニュース)
◇感染経路不明の新型コロナ患者 1週間で7.6倍に急増 韓国のソウルで、感染経路が不明の新型コロナウイルス感染者数がわずか1週間の間に7倍以上に増加し、年齢層が高いほど割合が高くなることが、25日分かった。ソウル市によると、8月第3週(16~22日)に感染が確認された人のうち感染経路がはっきりしない事例は191人で、この期間の感染者全体(902人)の21.2%を占めた。感染経路が不明の事例は6月第1週(5月31日~6月6日)から毎週10人前後発生していたが、8月第2週(9~15日)に25人に増え、第3週には1週間で7.6倍に急増した。◇強い台風8号が北上中 26日午後に南部・済州島に最接近 台風8号は強い勢力に発達し、25日に南部の済州島の南を北上する。気象庁によると、26日午後、済州島に最接近する見通しだ。済州島では24日夜から雨が降り始めた。25日夜に強風域に入り、大雨が降ると予想される。台風8号は朝鮮半島の西海岸沿いを北上し、27日午前にソウルに最も近づいた後、北朝鮮南西部の黄海道に上陸し、内陸を通過するとみられる。◇全国の医師があすスト突入 医療の混乱懸念 新型コロナウイルスの感染拡大の危機が迫るなか、大学病院の専攻医(研修医)、フェローなどと呼ばれる専任医、地域の医院に至るまで全国の医師が26日から一斉にストライキに入ることを予告し、医療の混乱に対する懸念が高まっている。ただ、医療界と政府がストライキ回避に向けた対話の必要性で一致し、診療現場の速やかな正常化を目標に合意案を設けるため実務協議に着手しており、劇的に妥結に至る可能性もある。新型コロナウイルス感染が全国的に拡大している状況で医療の空白を引き起こすことは、医師団体と政府の双方にとって負担になるためだ。◇大学入試まで100日 コロナ再流行で異例の混乱 12月3日に行われる2021学年度の大学修学能力試験(日本の大学入学共通テストに相当)を100日後に控え、新型コロナウイルスの感染拡大に対する懸念が高まっている。今年は新型コロナウイルスの再流行の兆しを受け、受験生に対する激励よりも心配の声が多い状況だ。教育界では試験の延期論や、試験の難度を調整すべきとの主張も出ている。新型コロナウイルスの感染拡大で1学期の登校授業が延期されると、教育部は3月、11月19日に予定されていた試験日を2週間後に延期した。同部はこれ以上は延期せず、予定通り12月3日に実施する計画だ。
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