ソウル市のバス・地下鉄料金値上げを議論…「財政赤字は大幅に増加」(提供:news1)
ソウル市のバス・地下鉄料金値上げを議論…「財政赤字は大幅に増加」(提供:news1)
ソウル市とソウル市議会が5年ぶりにバスと地下鉄料金を引き上げる法案をめぐり議論を進めていることが分かった。

24日、ソウル市によると、バスや地下鉄などの公共交通料金について、ソウル市とソウル市議会は、財政赤字の状況が深刻だということで認識が一致し、料金の引き上げ方案について協議中であることが分かった。

現在、ソウル地下鉄とバスの基本料金は交通カード決済基準でそれぞれ1250ウォン(約111円)と1200ウォン(約107円)だ。現行料金は5年前に決定され、現在まで続いている。

ソウル市は、公共交通機関の料金引き上げは、中央政府や運送機関、自治体と協議しなければならず、これまでに引き上げ幅や時期など、何も決まっていないとしながらも、料金引き上げの必要性がいつになく求められる時期だと明らかにした。

ソウル市関係者は「コロナのためにソウル交通公社は3500億ウォン(約312億円)の赤字が追加され、今年の赤字規模は1兆ウォン(約890億円)程度になると予想される」とし「昨年から料金引き上げを検討してきた」と述べた。

ただ「コロナで経済状況は厳しく、公共交通料金も少なからず影響があり、悩みは深い」とし「料金引き上げの検討はたくさんしてきたが、社会的与件や社会的説得も必要な状況だ」と説明した。

料金引き上げ幅と関連しては200ウォン(約18円)が現実案として取り上げられているが、昨年、キョンギド(京畿道)のバス料金が交通カード決済基準で200ウォン引き上げられたことが影響した。

ソウル市によると、当時、ソウル市も京畿道にならいバス料金を200ウォン引き上げる方案を推進したが、ソウルの場合、バスが準公営制で運営されるため、料金引き上げの必要性は高くないという考えに傾いていたという。

ソウル市関係者は「公共交通料金200ウォン引き上げは現実的かもしれないが、これも絶対的な基準ではない」とし「ガイドライン程度にはなるかもしれないが、検討中の1つに過ぎない」と伝えた。

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