Copyright 2020YONHAPNEWS. All rights reserved. 40
韓国 きょうのニュース(8月20日)
◇新規コロナ感染者288人 1週間で計1576人 韓国の中央防疫対策本部は20日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から288人増え、計1万6346人になったと発表した。市中感染が276人、海外からの入国者の感染は12人。死者は前日から1人増え、計307人となった。1日当たりの新規感染者は14日から連続で100人を超えており、20日までの7日間で計1576人に上る。◇文大統領の支持率が上昇に転じる コロナ再拡大で 新型コロナウイルス感染が再拡大している中、世論調査で文在寅(ムン・ジェイン)大統領の支持率が上昇に転じた。感染拡大の原因の一つとして保守団体が15日、ソウル都心の光化門付近で強行した集会が挙げられていることが背景にあるとみられる。世論調査会社、リアルメーターが発表した文大統領の支持率は前週に比べ1.8ポイント高い45.1%だった。支持率の上昇は3週ぶりとなる。不支持率は前週より0.3ポイント低い52.3%となった。◇大規模集会参加の感染者50人超に 拡大の恐れ 15日にソウル都心の光化門付近で開かれた大規模集会に参加し、新型コロナウイルスに感染した人が50人を超えたことが分かった。多くが重症化のリスクがある高齢者である上、感染者が全国に分布しており、政府は被害が深刻化することを懸念している。政府は、集会場所付近の携帯電話の基地局情報を利用して参加者を確認している。また、集会の主催側に参加者情報の提供を要請したり、参加者が乗った貸し切りバスの乗客名簿の確保を進めたりするなど多角的に確認作業を行っている。◇ソウルで教会関連の感染者400人超 増加続く 教会を中心とした新型コロナウイルスの集団感染の拡大は収まる気配が見えない。ソウル市城北区の「サラン第一教会」に関連する同市内の感染者は20日午前0時現在、前日から32人増えて計409人になった。中央防疫対策本部の19日正午現在の集計では、同教会関連の全国の感染者は623人だった。ソウルでは、京畿道竜仁市の「ウリ第一教会」関連の感染者も2人増えて計54人になった。◇起亜自労組 賃金訴訟で一部勝訴が確定 起亜自動車の労働組合が、会社側との間で続いていた通常賃金訴訟で事実上勝訴した。大法院(最高裁)は、同社の労組に所属する約3000人が起こした賃金請求訴訟の上告審で原告一部勝訴とした二審判決を確定させたと明らかにした。一審は、労組側が要求した定期賞与金と昼食費、日当の一部は通常賃金に当たると認め、会社側に計4224億ウォン(約380億円)の支払いを命じる判決を言い渡し、二審も一審の判断を大部分支持した。◇韓国版ニューディール 来年の予算1.8兆円超 洪楠基(ホン・ナムギ)経済副首相兼企画財政部長官は韓国版ニューディール関係閣僚会議を兼ねた非常経済中央対策本部会議を開き、韓国版ニューディール推進に向けた追加措置を議論した。洪氏は韓国版ニューディールの財政投資計画について「第3次補正予算で確保した4兆8000億ウォンを下半期に100%執行し、来年の予算案にも20兆ウォン(約1兆8000億円)を上回る財政資源の需要を反映する」としながら、「財政の呼び水効果の最大化のため既に確保した財政投資を早期に執行し、新たな支援に焦点を合わせる」と述べた。◇ロシア軍用機 韓国防空識別圏に進入 ロシアの軍用機6機が朝鮮半島東側の東海上の韓国防空識別圏(KADIZ)に進入したことが分かった。韓国軍関係者によると、ロシアの軍用機は19日午前、約20分にわたり独島付近の韓国防空識別圏を南下し、日本の防空識別圏の方向に抜けた。ロシア国防省は戦略爆撃機ツポレフ95MS2機が東海と太平洋北西部で定例飛行を実施したと明らかにしており、韓国防空識別圏への進入はこの際に行われたとみられる。