韓国　けさのニュース（８月２０日）

◇宗教団体から拡大の集団感染　８月は１～７月の３倍　これまで局地的に発生していた新型コロナウイルスの集団感染が、ソウル市城北区のサラン第一教会を中心にせきを切ったように広がっている。ソウル市が発表した感染者の接触履歴を基に算出した結果、ソウル市内の教会関連の感染者は８月に４７０人発生し、１～７月の合計である１５３人の３倍を超えた。徐正協（ソ・ジョンヒョプ）ソウル市長権限代行は、教会に対しより強力な集合制限命令を行い、施設での礼拝、集会や行事、会食などを禁止すると発表した。◇小学校の課外活動中止　コロナ再拡大で講師ら生計の危機　新型コロナウイルスの感染再拡大により、小学校で放課後に行われる課外活動の講師らが苦境に立たされている。労働組合の全国組織、全国民主労働組合総連盟（民主労総）の放課後講師労働組合によると、ソウル市内の小学校約６００校のうち、今年１学期に課外活動を行ったのは１０校にも満たなかった。新学期を前に感染が急速に広がったことでソウルの大部分の学校が課外活動の再開を延期しており、半年以上仕事ができずに生計が脅かされている講師もいる。◇北朝鮮が来年１月に党大会　金正恩氏「新しい発展５カ年計画提示」　北朝鮮は１９日、朝鮮労働党の中央委員会総会を開き、来年１月に第８次党大会を開催することを決めた。朝鮮中央通信が２０日に伝えた。同通信によると、中央委員会総会の決定書では「厳しい対内外情勢が続き、予想できなかった挑戦が重なって経済事業を改善できず、人民生活が向上しない結果も生じさせた」と指摘。金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長（朝鮮労働党委員長）は党大会で新しい国家経済発展５カ年計画を提示すると明らかにした。◇全国的に蒸し暑い一日に　東海岸で午後から雨　２０日は全国的に最高気温が３３度以上に上昇し、厳しい暑さとなる。湿度が高く、体感温度は３５度前後とさらに上がりそうだ。東海岸の江原道東部の中北部地域では午後からところにより雨となり、翌未明からは京畿道北部などでも雨が降る。最高気温はソウルで３４度、大邱で３７度、釜山で３２度の予報。粒子状物質（ＰＭ）の濃度は蔚山で「悪い」（高い）、その他の地域では「普通」レベルと予想される。