キム・ムンス(金文洙)元キョンギド(京畿道)知事が17日、ソウル地下鉄9号線の国会議事堂駅で、警察ともみ合いになりながら言った言葉だ。
金元知事がこの日、自身のフェイスブックに掲載した文章と映像によると、金元知事らが‘金文洙テレビ’の放送を終え、国会議事堂駅で地下鉄を待っていたところ、制服警官3人が金元知事の同行者S氏を強制連行しようとした。
警察は、S氏がサラン第一教会の礼拝に参加した後、コロナウイルス感染症の検診を受けずに歩き回ったため、S氏の住所地であるインチョン(仁川)ヨンジョンド(永宗島)の保健所に強制連行措置を取った。
金元知事がフェイスブックに掲載した映像によると、S氏と一緒にいた金元知事に警察が同行を要請すると、金元知事は警察に向かって「なぜ私に行けと言うのか。人を何だと思っているんだ。理由は何だ」とし、「(S氏と)一緒にいたら、すべて捕まえるのか。疑いはないのに。私はキム・ムンスなのに、なぜ行けと言うんだ」と強く抗議した。
警察は、S氏が自家隔離に違反し、強制連行の対象だという点を伝え、金元知事に同行するよう要請したが、金元知事は「いつから警察は他人の健康に気を使うのか。あなたたち、こんなことをしてはダメだ。私は国会議員を3回やったんだ」と述べた。
金元知事はフェイスブックの書き込みに、「激しく抗議したところ、(警察は)その時に『嫌なら行かなくてもいい』と言った。世の中にこんな‘コロナの言い訳独裁’がどこにあるのか」とし「コロナを言い訳にこんな目に遭う人は私だけではないと思うと気持ちが落ち着かない」と書いた。
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