韓国　きょうのニュース（８月１９日）

◇新規コロナ感染者２９７人　６日間で１２８８人　韓国の中央防疫対策本部は１９日、この日午前０時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前０時の時点から２９７人増え、計１万６０５８人になったと発表した。市中感染が２８３人、海外からの入国者の感染は１４人だった。１日当たりの新規感染者は１４日から連続で１００人を超えており、ここ６日間の新規感染者数は計１２８８人に上る。◇首都圏の新規感染者２５２人　半数超が教会関連　１８日に首都圏のソウル市、京畿道、仁川市で新型コロナウイルス感染が確認された人のうち、半数以上がソウル市城北区にある「サラン第一教会」関連であることが分かった。政府の中央災難（災害）安全対策本部の金剛立（キム・ガンリプ）第１総括調整官（保健福祉部次官）は定例会見で、同日の首都圏の新規感染者２５２人のうち同教会関連が約１４０人で約５５%を占めたと発表した。検査中や検査待ちの人が残っているため、感染者の増加傾向は今週中まで続くとの見通しを示した。◇ソウル市　高リスク施設１２業種を無期限営業中止に　新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、「社会的距離の確保」のレベルが第２段階に引き上げられたことを受け、ソウル市は１９日午前０時から遊興施設やカラオケなど高リスク施設１２業種に対し、解除されるまで無期限の営業中止措置を取った。教会を中心に集団感染が発生していることにより、宗教施設に対してはオンラインなど非対面の礼拝のみを許可する。形態を問わず室内では５０人以上、屋外では１００人以上の集会も禁止される。◇中国外交トップが２１日から釜山訪問　 習主席の訪韓向け協議へ　中国外交担当トップ、楊潔チ共産党政治局員が２１～２２日の日程で来韓する。青瓦台（大統領府）の姜珉碩（カン・ミンソク）報道官が定例会見で発表した。楊氏は青瓦台の徐薫（ソ・フン）国家安保室長の招きで南部・釜山を訪問する。２２日に徐氏と会談し、習近平国家主席の訪韓に向けた協議なども行う見通しだ。◇李洛淵前首相　新型コロナ検査で陰性　前首相で与党「共に民主党」所属の李洛淵（イ・ナギョン）国会議員が新型コロナウイルスの感染者と間接的に接触したことが分かり、検査を受けたが、陰性が確認された。李氏の関係者が明らかにした。李氏は２９日の党代表選に出馬しており、検査の結果次第ではすべての政治日程をストップさせる可能性があった。同氏は１７日午前、ＣＢＳのラジオ番組に出演したが、直前の出演者が新型コロナウイルスに感染したことが判明。１８日夜に検査を受けた。李氏はこの感染者と直接的に接触していないが、同じマイクといすを使ったという。◇米爆撃機６機　朝鮮半島付近に異例の同時出動　米太平洋空軍司令部によると、Ｂ１Ｂ戦略爆撃機４機とＢ２ステルス爆撃機２機の計６機が１７日に米本土とグアムから出動し、韓国南部の大韓海峡と日本付近の上空を飛行した。１８日に始まった韓国軍と米軍による合同軍事演習に合わせて米軍の爆撃機６機が同時出動するのは極めて異例で、北朝鮮と中国に対する強い警告メッセージとみられる。