韓国　けさのニュース（８月１９日）

◇梅雨明けのコロナ感染者急増　自営業者はため息　韓国の首都圏を中心に新型コロナウイルスの感染が急激に拡大し、自営業者らは悩みを深めている。５月に日常生活を送りながら感染対策に取り組む「生活の中での距離確保」（生活防疫）に移行して以降、徐々に回復していた外食・サービス業の売上高は、梅雨の長雨と新型コロナの再流行で大幅に落ち込んだ。今年の梅雨は観測史上最長記録となる５４日間続いた上、ここ最近の首都圏での新型コロナ感染拡大のスピードは今年初めの感染拡大以降で最も速い。◇首都圏できょうから集会禁止　防疫レベル引き上げ　１９日から、首都圏で「社会的距離の確保」第２段階の措置が完全施行される。室内で５０人以上、屋外で１００人以上が集まる集会は今月３０日まで原則的に禁止される。展示会、公聴会、記念式、採用試験などはもちろん、結婚式、同窓会、還暦祝い、葬儀など多くの人が集まる私的な集まりも行えない。こうした集合禁止命令に違反した場合、感染症予防法に基づき３００万ウォン（約２７万円）以下の罰金が科され、感染者の発生時に入院・治療費、防疫費を請求される可能性がある。◇前首相　新型コロナ感染者と間接接触　次期大統領選挙（２０２２年）への出馬が予想される前首相で与党「共に民主党」所属の李洛淵（イ・ナギョン）国会議員が、新型コロナウイルス感染者と間接接触したことが確認され、政界に緊張が走っている。李氏は、１８日午前に開かれた故金大中（キム・デジュン）元大統領の追悼式で丁世均（チョン・セギュン）首相、朴炳錫（パク・ビョンソク）国会議長をはじめ、与野党の主要議員と接触しており、感染が確認されれば政界全体に広がる可能性も排除できない状況だ。◇厳しい暑さ続く　全国に猛暑注意報・警報　１９日は全国的に晴れて大部分の地域で猛暑注意報、または警報が発令され、厳しい暑さが予想される。最高気温は３１～３８度の予報。湿度が高く、体感温度が３５度前後まで上がって夜にはソウル、京畿道、慶尚道、済州島を中心に最低気温が２５度以上の熱帯夜となりそうだ。粒子状物質（ＰＭ）の濃度は釜山、蔚山で「悪い（高い）」、その他の地域で「普通」レベルと予想される。ソウル、京畿道南部、忠清北道では大気の停滞などで粒子状物質が蓄積し、夜に一時的に「悪い」レベルとなる見通しだ。