国立ソウル顕忠院で行われた金元大統領の追悼式(国会写真記者団)=18日、ソウル(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
国立ソウル顕忠院で行われた金元大統領の追悼式(国会写真記者団)=18日、ソウル(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国の金大中(キム・デジュン)元大統領の死去から11年を迎えた18日、ソウルの国立墓地、国立ソウル顕忠院で追悼式が執り行われた。式は新型コロナウイルスの影響で出席者が制限され、一部は会場付近から式を見守った。

 追悼式には朴炳錫(パク・ビョンソク)国会議長や丁世均(チョン・セギュン)首相、盧英敏(ノ・ヨンミン)大統領秘書室長、与党「共に民主党」の李海チャン(イ・ヘチャン)代表、最大野党「未来統合党」の金鍾仁(キム・ジョンイン)非常対策委員長ら政界の有力者が参列し、韓国の政治史に大きな足跡を残した故人をしのんだ。

 朴氏は追悼の辞で、「金元大統領は、長い(南北)分断の鉄条網を超え、南北が行き来する平和の新しい道を開いた」と振り返った。丁氏は「われわれは新型コロナウイルスという一度も経験したことのない危機と戦っている」として、「こういうときこそ(アジア)通貨危機を克服した金元大統領の精神を求めたい」と語った。


Copyright 2020YONHAPNEWS. All rights reserved. 40