集団感染が起きたソウル市内にある「サラン第一教会」。ソウル市によると、18日午前11時時点で同教会に関係する感染者数は438人となっている=18日、ソウル(聯合ニュース)
集団感染が起きたソウル市内にある「サラン第一教会」。ソウル市によると、18日午前11時時点で同教会に関係する感染者数は438人となっている=18日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国政府の中央災難(災害)安全対策本部の金剛立(キム・ガンリプ)第1総括調整官(保健福祉部次官)は18日の定例会見で新型コロナウイルスの感染が急速に拡大していることについて、「今週は首都圏での集団感染が全国的な大流行となるかを決める重要な分水嶺(ぶんすいれい)になると判断している」として、「これまでの経験で防疫と医療体系の対応力は高まったが、今回の集団感染の急速な拡散を早いうちに阻止できるかどうか言い切れない状況」と懸念を示した。

 

 また、「迅速かつ果敢な措置が行われなければ、大規模な流行につながる可能性がある厳しい状況に直面した」として、「最大限合理的な水準で防疫措置を取り、国民の日常での被害を最小化するための方策を講じているが、防疫措置の強化が最優先目標」と強調した。

 「社会的距離の確保」のレベルを現在の第2段階から第3段階に引き上げる可能性に関しては、「2週間の(1日当たり)感染者数が平均で100人を超えることが優先条件で、1週間に感染者数が(前日比で)2倍になる日が2回以上あることが条件」と説明した。

 防疫措置については、室内で50人、屋外では100人以上が集まる行事などの延期・中止を要請した。その上で、集団感染が相次いでいるソウル市と京畿道の住民に対し、今後2週間は通勤、生活必需品の購入、病院訪問など必要不可欠な外出以外は自宅にとどまるよう呼びかけた。


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