感染拡大を受け、韓国政府は感染者が多いソウル市と京畿道に対する防疫措置義務の厳格化を検討している。政府は16日、両自治体の「社会的距離の確保」のレベルを第1段階から第2段階に引き上げた。
韓国での1日当たりの新規感染者数は14日から3桁台(103人、166人、279人、197人、246人)を記録し、5日間の感染者は計991人となった。
18日の新規感染者のうち、海外からの入国者11人を除く235人が市中感染だった。地域別ではソウル市が131人、京畿道が52人で、両地域だけで183人に上る。そのほか仁川市で18人、釜山市で7人、大邱市と全羅北道でそれぞれ6人、忠清南道で4人、光州市と慶尚北道でそれぞれ3人、蔚山市と江原道でそれぞれ2人、忠清北道で1人だった。
首都圏ではソウル市城北区にある「サラン第一教会」での集団感染が続いている。17日正午時点で新たに70人の感染が確認され、同教会に関係する感染者は計319人となった。
教会だけでなく、ソウル都心のオフィスやカフェ、警察署などでも小規模な集団感染が相次いでいる。
この日感染が確認された海外からの入国者11人のうち6人は空港や港湾での検疫で感染が判明し、残りの5人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。
死者は1人増え、計306人となっている。
中央防疫対策本部は、毎日午前10時に同0時時点の新型コロナ感染者数を発表している。
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