韓国　けさのニュース（８月１８日）

◇宗教団体信者の集団感染　５日間で３００人台に急増　ソウル都心で１５日に開かれた大規模集会に参加したサラン第一教会（ソウル市城北区）の信者らの間で発生した新型コロナウイルスの集団感染は、感染者数が３００人を超えて全国に広がる兆しを見せており、防疫当局は警戒を強めている。同教会関連の感染者数の推移からみて、今回の集団感染が２～３月の南東部の大邱・慶尚北道地域での新型コロナの流行と同様に首都圏での大流行を招くのではないかとの懸念も出ている。◇コロナ禍中で韓米軍事演習開始　規模縮小し２８日まで　韓国軍と米軍が新型コロナウイルスの影響で延期した定例の合同軍事演習を紆余（うよ）曲折の末、１８日に開始した。韓国軍当局によると、韓米両軍は同日午前、コンピューターシミュレーションによる指揮所訓練（ＣＣＰＴ）を始めた。演習は２８日まで実施される。演習は当初、１６日に始まる予定だったが、参加予定者の新型コロナウイルス感染が確認されたため韓米両軍は緊急協議を行い、２日間の延期を決めた。感染者との接触者全員の陰性が確認されたという。ただ、韓国では首都圏を中心に新型コロナウイルスの感染が再び拡大しており、軍当局は演習参加者の感染防策に取り組んでいる。軍関係者は「（一般的な）防疫基準より厳しい措置によって演習に支障が生じないようにした」と強調した。◇首都圏の学校　来月１１日まで登校人数の制限強化　教育部は、新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けた「社会的距離の確保」のレベルを第２段階に引き上げたことを踏まえ、首都圏の学校の密集度を最小化する措置を強化して施行することを決めた。これにより、ソウル市と京畿道の幼稚園と小・中学校は１８日から９月１１日までの約４週間、校内・園内の密集度を園児・児童・生徒数の３分の１以下（高校は３分の２以下）に下げなければならない。◇全国に猛暑注意報・警報　最高気温３８度に　１８日は全国的に晴れてほとんどの地域で猛暑注意報や猛暑警報が発令されるなど、厳しい暑さが予想される。最高気温は３１～３８度の予報。湿度が高くなって体感温度が上がり、夜には全国のほとんどの地域で最低気温が２５度以上の熱帯夜となるため、健康管理に留意する必要がある。