リ・ソンミン北朝鮮気象水門局(気象庁)部隊長はこの日、朝鮮中央テレビに出て「平安南道と咸鏡南道中心に大雨が引き続き降る」とし「平安南道・咸鏡南道の複数地域とピョンアンプクド(平安北道)の南部地域にはまだ大雨と多くの雨注意警報が出された状態」と述べた。
前日には平安南道の複数地域に100ミリ以上の大雨が降り、特に平安北道ウンジョン(雲田)と平安南道アンジュ(安州)では1時間当たり40ミリ以上の大雨が2度以上繰り返し降った。
現在、チョンチョンガン(清川江)と咸鏡南道クミャ湖には洪水警報が出されている。 清川江の安州地点は16日、クミャ湖は17日に正常水位を超過すると予測された。
リ部隊長はこの地域に「洪水の危険性がある」とし「すべての部門で大雨だけでなく、洪水の被害がないよう、徹底した安全対策を立てなければならない」と要請した。
一方、北朝鮮各地では水害被害の復旧作業が進められている。
労働党機関紙の労働新聞によると、農業省はファンヘナムプクド(黄海南北道)やカンウォンド(江原道)など、被害の大きかった各地の農村に労働者を派遣した。
彼らは浸水した農耕地の水を抜き、壊された河川の堤防と水路の復旧に努めている。さらに水に浸かった農作物の栄養状態を改善するための事業も行っている。
Copyrights(C) News1 wowkorea.jp 83