サムスン電子のスマホ(資料写真)=(聯合ニュース)
サムスン電子のスマホ(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国のサムスン電子製品の世界シェアが上半期(1~6月)は伸び悩んだことが分かった。 サムスン電子によると、スマートフォン(スマホ)の上半期のシェアは16.3%(ストラテジー・アナリティクス調べ、数量ベース)だった。前年同期比2.0ポイント、前年末比1.2ポイントそれぞれ落ち込んだ。世界トップを維持したものの2017年(19.5%)に比べると現在のシェアはほぼ3ポイント下落した状態だ。 業界は、市場規模が縮小したのに加え競争まで激しくなったことでサムスンのスマホのシェアが下がったとみている。 ディスプレーのシェアも落ち込んだ。スマホ向けパネルのシェアは41.3%(オムディア調べ、金額ベース)で前年より2.3ポイント下がった。大型パネルのシェアは昨年基準で9.0%まで落ちた。 サムスンは 、液晶パネルの生産を打ち切り、プレミアムパネル中心に転換する大型ディスプレー事業の構造再編を進めているため、今年から大型パネルのシェアを公開せずスマホ向けパネルのシェアだけを公開している。 ディスプレーの市場規模もやはり新型コロナウイルス感染症などの影響で今年は縮小する見通しだ。ただ、スマホ向けパネルのうちサムスンの主力製品の有機EL(OLED)パネルが占める割合は昨年の30%から今年は32%に上昇すると予想され、有機ELパネル市場で主導権を拡大する計画だ。 半導体メモリーのDRAMのシェアは43.6%(DRAMエクスチェンジ調べ、金額ベース)で前年同期より0.3ポイント下がった。 サムスンは「下半期(7~12月)に非対面産業・デジタル転換加速化に伴う需要が予想され、製品の競争力を土台にポストコロナ時代に備え対応していく」と説明した。 テレビのシェアはシェア32.4%(オムディア調べ、金額ベース)で前年同期より1.5ポイント上昇した。 17年に26.5%だったサムスンのテレビのシェアは昨年初めて30%を超え、2006年から14年連続で1位を維持している。
Copyright 2020YONHAPNEWS. All rights reserved. 40