共に民主党議員、潘基文氏に「政治的目的を隠した発言は分裂・葛藤をあおる」と批判=韓国(提供:news1)
共に民主党議員、潘基文氏に「政治的目的を隠した発言は分裂・葛藤をあおる」と批判=韓国(提供:news1)
ユン・ゴンヨン(尹建永)共に民主党議員は、15日、ムン・ジェイン(文在寅)政府を批判したパン・ギムン(潘基文)元国連事務総長に対し「政治的目的を後ろに隠した発言はむしろ潘元総長様がおっしゃった‘国民的分裂と社会的葛藤’をあおるだけ」と批判した。

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これに先立ち、潘元総長は同日、自身のフェイスブックに‘光復節75周年を迎えた私の所懐’という文を掲載、「我々の国運と直結された国際秩序が揺れている状況で、世界の変化を乗り切っていくことが明らかな国家目標や有効な戦略が良く見えず、実に心配だ」とし、「世界的な眼目より理念偏向・陣営中心の国政運営で政府に対する不信が累積的に溜まり、これによる国民的分裂と社会葛藤が国力を1つに集められることができないため」と指摘した。

潘元総長は「国家指導者たちが当面の政治的利得に縛られ、理念と陣営論理による支持勢力構築にだけ執着しているという指摘を謙虚に熟考してほしい」と明らかにし「護国英霊たちの冥福を祈る。ただ「救国の英雄、ペク・ソンヨプ将軍を送りながら政府が見せた態度は報勲の価値を大きく毀損したという残念さがある」とも述べた。

尹議員は同日、自身のフェイスブックに掲載した文を通じて「潘元総長がクァンボクチョル(光復節)の今日、個人声明まで出して改憲と故ペク・ソンヨプ将軍などについておっしゃっていた。その声明を読み、半日悩んだ末に文章を掲載する」と述べた。

尹議員は「3年前にわずか3週間で国家統合の夢をあきらめると退いてくださった方が、政府が韓国社会の改革と発展のために努力してきたこの3年間は特別な言葉もなかったのに、最近になって政府批判の声を高めることも、申し訳ないが理解し難い」と述べた。

また「この3年間、文在寅政府が1つもミスなく、完璧に働いてきたとは言えない」とし、「しかし、断然‘当座の政治的利益に縛られ、理念偏向と陣営中心’な国政運営はしていなかった’と強調した。

さらに「むしろ政府を批判しながらも、同時に改憲をおっしゃることこそ、大韓民国のための純粋な衷情としてさえ、受け入れることはできない」とし「さらに今日は祖国が解放された光復節だ。別の日でもない今日、親日行為論議があるペク・ソンヨプ将軍について言及されることこそ国論分裂を煽ることではないでしょうか」と反問した。

尹議員は「報勲処の長官級格上げ、報勲の支援拡大など、文在寅政府は先立ってある政府より国家のために献身した方々が適当な待遇を受けられるために努力してきた」、「そのすべての普遍的努力が、社会的な論議がある人物の一人に対する政治的論争によって隠れることこそ、真の国家元老が残念がってくださることではないかと思う」と指摘した。

尹議員は「大韓民国国籍の国連事務総長は韓国社会が簡単に持てない資産だ。その資産は個人のものでも特定政治勢力のものでもない」とし「潘元総長にもその点をよく理解していただけるよう重ねてお願いしたい」とも述べた。

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