強行されたソウル都心の反政権デモ集会…防疫指針違反が続出(提供:news1)
強行されたソウル都心の反政権デモ集会…防疫指針違反が続出(提供:news1)
新型コロナウイルスの感染拡大を憂慮し、政府とソウル市が集会禁止措置を下したにもかかわらず、ソウル都心では大規模集会が相次いで開かれた。

集会参加者の大半はマスクを着用していたものの、他人との距離を置かず、一部防疫指針に違反する人たちの姿も目についた。特に、道路を占拠したり、警察に暴行したりするなど、数件の不法行為も確認された。

反政権の保守団体である‘一波万波’は15日、午前9時から午後4時20分ごろまで、ソウル市チョンノグ(鍾路区)で、‘ムン・ジェイン(文在寅)退陣8・15汎国民大会’を開催した。

これに先立ち、ソウル市は当該集会に対してコロナウイルス感染拡大の可能性を理由に禁止命令を出したが、裁判所が主催側の仮処分申請を引用して集会が行われた。

ソウル市が禁止命令を出した10の集会のうち、仮処分申請を通じて開催を許可された集会は一派万派の集会と4・5不正選挙国民闘争本部(国闘本)がチュング(中区)ウルチロ(乙支路)で午後1時から開催した2つの集会だけだ。

一派万派側は、集会に100人が参加すると届け出ていたが、クァンファムン(光化門)一帯の開催を届け出た保守団体の集会の大半が取り消しとなり、数千人が集会場所の周辺に集まった。

集会参加者の大半はマスクをつけていたが、狭い場所に多くの人が密集し、参加者間で距離を置くことは守られなかった。

また集会参加者たちが文在寅大統領の退出を叫び、大統領府方面に行進する中では不法行為が多数発生した。一部の参加者は、届け出された集会場所から離れて道路を不法占拠し、一部は大統領府に行くのを塞いだ警察バスを壊し、警察に暴行を加えた。

一方、乙支路で行われた国闘本集会でも、人々が社会的に距離を置くことを守っていなかった。壇上に近づくほど多くの人が集まり、参加者間の間隔が狭まった。相対的に狭い歩道でも、人々が集会を見物し、通行路が狭くなっていた。
Copyrights(C) News1 wowkorea.jp 83