北朝鮮側が警戒している“米韓合同軍事演習”の事前演習がすでに始まっているが、北朝鮮は“沈黙”したままである(提供:news1)
北朝鮮側が警戒している“米韓合同軍事演習”の事前演習がすでに始まっているが、北朝鮮は“沈黙”したままである(提供:news1)
北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)国務委員長が直接言及するほど、北朝鮮側が警戒している“米韓合同軍事演習”の事前演習がすでに始まっているが、北朝鮮は“沈黙”したままである。

キム・ジョンウン の最新ニュースまとめ

今日(13日)韓国軍の関係者によると、11日から14日まで事前演習である危機管理参謀演習(CMST)が実施されている。北朝鮮の攻撃兆候が差し迫った状況を想定しての軍対備態勢を点検する演習である。

軍関係者は、今月16日から28日まで、本演習を実施すると語った。新型コロナウイルス感染症の影響により、今年の規模は例年より縮小されている。

北朝鮮は今まで実施されてきた演習に対して、その時ごとに強い非難を続けてきた。

北朝鮮は昨年“戦術誘導弾”を発射するなどの挑発をし、演習に対する警告メッセージを発信した。またキム委員長はドナルド・トランプ米国大統領に送った親書を通じて、米韓合同演習への不満を表したりもしていた。

ただ今年は違っている。先月にキム委員長は、軍総参謀部の“対南軍事行動”の実際の履行を保留した中、米韓合同演習を含めた全ての対南非難のメッセージは出されていない。

このような理由は、北朝鮮の内部状況にあるといわれている。長期化した対北制裁と新型コロナ、集中豪雨による水害被害など“3重苦”に苦しめられている北朝鮮は、今は“内政”に専念しているという分析である。

また、米韓合同演習に対する非難には“交渉”のための目的もあることから、米韓・南北間との対話の余地を残しておくためにも、強いレベルの攻勢を仕掛けるのが難しい状況だともみられている。

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