韓国　けさのニュース（８月１２日）

◇気温上がり蒸し暑く　各地で夕立の予想　１２日は韓国でここ数日降り続いていた大雨は止むものの、蒸し暑くじめじめした天気になる見通しだ。気象庁は、全国的に曇りで昼から夜にかけて大気が不安定になり、各地で夕立が降ると予想した。正午から午後９時までの予想降水量はソウル市と京畿道、江原道西部、忠清道の内陸、全羅道、慶尚北道内陸、慶尚南道で２０～８０ミリ。気象庁は前日午前、江原道の江陵と三陟の平野部、慶尚北道の慶山、大邱市に猛暑警報を発令した。◇政府・与党　きょう水害対策の協議会　政府と与党「共に民主党」は１２日午前、国会で協議会を開いて災難（災害）支援金や第４次補正予算の編成など水害対策を議論する。また、特別災難地域の拡大についても意見交換する予定だ。政府は７日、京畿道の安城など集中豪雨で大きな被害を受けた七つの地域を特別災難地域に指定した。◇９月からＳＮＳでのステマ禁止へ　違反時は処罰も　ユーチューブやインスタグラムなどのＳＮＳ（交流サイト）で活動する有名インフルエンサーが、企業から報酬を受け取ったことを明らかにせずに商品を紹介する「ステルスマーケティング（ステマ）」を行ったとして問題になっていることに対し、政府が制裁を科すべきだとの声が高まっている。こうした世論を受け、公正取引委員会は来月１日からステルスマーケティングを禁止する内容を盛り込んだ「推薦・保証などに関する表示・広告審査指針」改正案を施行する。不当な広告を行った事業者には、売上額や収入額の２%以下、または５億ウォン（約４５００万円）以下の課徴金が科せられる。◇大統領秘書室長の去就　大統領府は沈黙　文在寅（ムン・ジェイン）大統領が青瓦台（大統領府）の政務、民情、市民社会の各首席秘書官を交代させる人事を実施したが、７日に辞意を表明した盧英敏（ノ・ヨンミン）大統領秘書室長の去就について青瓦台は沈黙を続けている。青瓦台の関係者は１１日、記者団に対し「人事権者（大統領）の決定にかかっている問題だ」とし、「公式発表以外にはうかつなことを申し上げられない」と述べた。政界では、今回の交代人事に含まれなかった盧氏については当面留任になるとの見方が優勢だ。