韓国・釜山の埠頭(ふとう)(資料写真)=(聯合ニュース)
韓国・釜山の埠頭(ふとう)(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】経済協力開発機構(OECD)は11日に発表した経済見通しで、韓国の今年の経済成長率を前回6月時点で示したマイナス1.2%からマイナス0.8%に上方修正した。マイナス成長ではあるもののOECD加盟37カ国のうちトップで、2位のトルコ(マイナス4.8%)に比べ4.0ポイント高い。 日本の成長率見通しはマイナス6.0%、ドイツはマイナス6.6%、米国はマイナス7.3%、英国はマイナス11.5%、加盟国の平均はマイナス7.5%で、韓国は主要先進国に比べ成長率の下落をうまく食い止めたことを意味する。 OECDは各国の4~6月期の成長率発表後、米国、スロベニア、ギリシャ、韓国について修正報告書を出したが、この4カ国のうち、韓国の成長率見通しのみ上方修正した。 OECDは上方修正の理由として、新型コロナウイルス感染症への対応に成功したことを挙げた。適切かつ迅速に対応したことで、ほかの加盟国に比べ雇用・成長率の下落幅が非常に小さかったと分析した。韓国政府の拡張的財政政策や金融市場安定策についても肯定的に評価した。ただ、不動産市場への過剰な資金流入はリスク要因として指摘した。
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