降り続く大雨を受け放流する漢江上流の八堂ダム(京畿道河南市、資料写真)=(聯合ニュース)
降り続く大雨を受け放流する漢江上流の八堂ダム(京畿道河南市、資料写真)=(聯合ニュース)
◇夜にかけ全国的に雨続く 局地的に強く降るところも 11日の韓国は全国的に雲が広がり、広範囲で雨が降る見通しだ。ほとんどのところで夜にはやむが、南西部の全羅道では12日朝まで降り続くとみられる。24時間の予想降水量は京畿道南部と江原道南部、忠清道、全羅北道が50~100ミリ、ソウルと京畿道北部、江原道北部が30~80ミリ、慶尚北道北部と全羅南道が20~60ミリ、慶尚道(慶尚北道北部除く)と済州島の山間部が5~40ミリ。気象庁は「発達した帯状の雨雲が黄海から流れ込む影響で、ソウルと京畿道、江原道北部、忠清南道南部では非常に強い雨が降るところがある」と予想した。◇ソウル・オリンピック大路 一部通行止め ソウル市は、11日午前6時10分からオリンピック大路(上下線)の汝矣上流インターチェンジ進入路を通行止めにしたと発表した。ソウル市と京畿道北部で大雨が続き、漢江大橋の水位が規制基準の4.4メートルを超えたためだ。これに先立ち、ソウル市は同日午前5時から東部幹線道路(聖水ジャンクション―水落地下車道)進入路も全面通行止めとした。◇首都圏で市中感染拡大 経路不明の感染者も増加 新型コロナウイルスの市中感染が首都圏の教会から広がっているなか、感染経路がはっきりしない感染者も増えており、防疫に赤信号がともっている。中央防疫対策本部によると、京畿道高陽市の教会で発生した集団感染は、保育園の園児や家族、その知人などに広がり、4次感染まで発生した。また、ここ2週間で感染経路が不明の患者の割合は10%を超えた。◇解放記念日に都心で大規模集会 警察・ソウル市が対応に苦慮 教会などを中心に首都圏で新型コロナウイルスの集団感染が続出するなか、保守団体が15日の光復節(日本による植民地支配からの解放記念日)にソウル都心で大規模集会を開く。これを管理する警察とソウル市は「集会を事前に禁止する理由はない」との立場だが、集会の性格上、防疫規則が守られるのは難しいとの指摘も出ており、対応に苦慮している。警察によると、「大韓民国立て直し国民運動本部」や「自由連帯」などの保守団体は、土曜日で祝日の15日正午から景福宮付近の社稷路一帯で集会を開く。
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