傘をさして通勤する人々=6日、ソウル(聯合ニュース)
傘をさして通勤する人々=6日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】連日の大雨の影響により韓国・ソウル各地の道路で通行が規制された6日、通勤時間帯の地下鉄やバスはいつも以上に混雑した。 雨により漢江水系のダムの放流量が増えたためソウル市内を流れる漢江の水位が上昇し、同日午前から東部幹線道路、江辺北路、オリンピック大路など漢江周辺の主要道の一部区間では交通規制が行われた。 この日午前8時半ごろ、ソウル地下鉄2号線の瑞草駅は傘を手に出勤する会社員で混み合った。地下鉄の車内は乗客がぎゅうぎゅう詰めで、人が動くたびに傘から飛び散る水滴に顔をしかめる人もみられた。 同時間帯、地下鉄9号線の汝矣島駅のプラットホームにも大勢が列を作った。列車が入ってきても満員のため一部の人しか乗れず、マスク姿の市民らは蒸し暑いホームで次の電車を待った。 通行規制が行われていない道路を走る市内の路線バスも混雑した。 激しい渋滞によりバスの到着が遅れ、その結果さらに多くの乗客が押し寄せたため、バスは満員状態となった。傘の水滴で車内の床が滑りやすくなり、バランスを崩して倒れそうになる人も多かった。 交流サイト(SNS)には「知らずにバスに乗って1時間遅刻した」「帰宅時が心配」「道路の規制のせいで大騒ぎだ」などと交通機関の混雑に不満をあらわにするコメントが相次いだ。
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