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韓国 けさのニュース(8月4日)
◇韓中日の大雨被害 北極・シベリア高温の影響か 今年の夏は梅雨が例年より長く続き、大雨による被害が発生している。韓国気象庁によると、済州島では梅雨が6月10日から7月28日まで過去最長の49日間続き、南部地方では6月24日から7月31日まで38日間続いた。南部地方と同時に梅雨入りした中部地方では41日にわたり雨が降り続いており、過去最長だった2013年の49日を超える可能性がある。このように局地的に大雨が降る現象を巡っては、温暖化の派生効果だとの指摘が出ている。今年の韓国、中国、日本の大雨は、北極とロシア北部の東シベリアで発生した異常高温現象と関連が深い。◇銀行融資が2カ月連続急増 不動産・株投資・生活資金で 韓国大手銀行の融資額が2カ月連続で急増している。住宅購入の需要が高まっている中で政府の不動産規制が影響を及ぼしたほか、株式投資用資金、生活資金として融資を受けているとの分析が出ている。ただ、下半期からは融資の敷居が高くなる見通しだ。新型コロナウイルスの流行長期化により財務の健全性が懸念される銀行は、リスク評価を強化して融資限度額を引き下げるなどの対策に乗りだした。◇新型コロナ 経路読めない感染続く 韓国で新型コロナウイルスの感染拡大傾向は鈍化しているが、感染経路が不明の感染者に連なる新たな集団感染が続き、防疫当局は緊張を高めている。新型コロナウイルスは感染初期に症状が出なかったり軽微だったりして誰が感染者か分からないまま感染が広がる特徴があるが、このような感染者の動線および接触者からカフェ、オフィス、飲食店、キャンプ場など各地で感染事例が発生している状況だ。◇ソウルなど6市・道 土砂崩れ警報「警戒」に引き上げ 山林庁は2日午後9時、ソウル市、京畿道、仁川市、江原道、忠清北道、慶尚北道の6市・道(広域自治体)に発令した土砂崩れ危機警報を上から2番目の「警戒」に引き上げたと発表した。土砂崩れ危機警報は「関心」「注意」「警戒」「深刻」の4段階で、これらの市・道には大雨警報や土砂崩れ注意報、または警報が発令されている。山林庁の関係者は「これらの地域で局地性の集中豪雨が頻発しており、土砂崩れの危険が高い」として、危険のある地域の住民に安全な場所に避難するよう呼び掛けた。