サムスン電子、中国蘇州PC工場の生産中断…大規模構造調整

サムスン電子が、中国内における最後のPC工場であった蘇州工場での生産を中止する。

ロイター通信によると1日、サムスン電子は声明を通して「中国はサムスンにとって重要な市場として残っており、中国の消費者に優れた製品とサービスを提供し続ける」とこのように明らかにした。

ロイターは通信は、中国における人件費の上昇と米中貿易戦争、新型コロナウイルス感染症の大流行の余波により、グローバル企業が生産とサプライチェーンの配置を再考していると伝えた。

前日、サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)は、サムスン電子が蘇州工場の職員らに公文書を通じて「市場競争が激しくなり、グローバル生産基地全般にかかる効率性の再考のために」工場内の組立および製造工程の中断を決定したことを伝えたと報じた。

これにより、研究開発部門の職員を除く生産部門の職員らを対象に、大規模な構造調整が避けられないと思われる。SCMPによると、2019年末時点で、蘇州工場には約1700人の職員が勤務している。