文体委はこの日午前、全体会議を開催。性暴力など暴力行為が認められた指導者の資格停止期間を既存の1年から5年に拡大するなどの内容を含めた「故チェ・スクヒョン選手法」を議決した。
この日議決された改正案は、大きく9つの事項を新たに含めた。まず、選手に対する指導者の暴力および性暴力などを含め、違法・不当なスポーツ不正に対する事実が確認された場合、スポーツ倫理センターに申告する条項を新設。また、調査に非協力的、禁止義務を違反して不利益な措置などの場合には責任者を制裁することも可能となる。申告者および被害者などへの不利益措置および申告・陳述・証言などを妨害、または取り消すよう強要することも禁止条項として新設した。
申告者と非申告者の物理的な空間分離、非申告者の職位解除または職務停止措置、非申告者が申告者の意志に反して(申告者に)接触するのを禁止するなど申告者を保護する方案も含められた。
ト・ジョンファン文体委員長は「故チェ・スクヒョン選手の死が無駄にならないよう、今回の改正案を通してスポーツ人の人権が守られ、暴力がなくなる契機となることを切に願う」と述べた。
女子トライアスロン元韓国代表のチェ・スクヒョン選手は去る6月26日、所属チーム指導者らの暴言、暴行に苦しんだ末、自ら命を絶った。国会は、故チェ選手の聴聞会などを開いて真相把握に乗り出し、再発防止のための方案をこの日改正した。
Copyrights(C) News1 wowkorea.jp 4