国立ソウル顕忠院を参拝した李長官=30日、ソウル(聯合ニュース)
国立ソウル顕忠院を参拝した李長官=30日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の李仁栄(イ・イニョン)統一部長官は30日、北朝鮮の新型コロナウイルス感染状況について「開城を中心に隔離(措置が取られる)など深刻な状況にあると認識し、注視している」としながら、「機会があるなら、開城だけでなく北のどこであれコロナ防疫に関し協力できることをすべきだと考える」と述べた。統一部の新長官としての本格的な業務開始にあたり国立墓地の国立ソウル顕忠院を参拝した際、記者団に語った。

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 李氏は、北朝鮮住民の健康悪化を何より懸念するとし、「心からお見舞いの気持ちを伝えたい」と述べた。

 一方、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)が27日の朝鮮戦争休戦協定締結日の演説で北朝鮮を「核保有国」と強調したことに対しては、「私は核より平和のほうが強力な軍事抑止力だと思う。北が核やミサイルに言及するなら、それだけわれわれは平和をより強く打ち出す必要があるだろう」と強調した。


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