新型コロナの影響で全国の国立公園訪問客が平均20%減少=韓国(提供:news1)
新型コロナの影響で全国の国立公園訪問客が平均20%減少=韓国(提供:news1)
新型コロナウイルス感染症の余波で「社会的距離の確保」が強化され、韓国で国立公園の訪問客数も減少したことがわかった。

 韓国の環境部傘下の国立公園公団はことし1月から6月までの全国国立公園22か所の訪問客を集計した結果、計1608万1994人で前年同期比19.2%減少したと発表した。

 このうち、ウォルチュルサン(月出山)は上半期探訪客が前年度(33万7243人)の半分水準である上半期探訪客が17万2084人にとどまった。減少率も49.0%で、22か所の国立公園の中で最も減少幅が大きかった。ハンリョ(閑麗)海上も48.5%減少し、慶州も45.3%の減少率を示し、新型コロナウイルスの影響を実感した。

 国立公園公団は「学生の修学旅行や山岳会などの団体探訪が減り、自家用車などを利用するようになったため、個人別探訪が困難になったとみられる」と説明した。

 一方、プッカンサン(北漢山)、ケリョンサン(鶏龍山)、チアクサン(雉岳山)、チリサン(智異山)の4つの国立公園は、新型コロナウイルスの影響にも前年同期比で探訪客が増えていることが分かった。

 国立公園公団は「博物館や美術館などのレジャー施設の運営が中止となり、相対的に車を利用して近い都心圏に出かけたものとみられる」とし、「ただし、クァンジュ(光州)ムドゥンサン(無等山)の場合、他の都心圏に比べて探訪客が高齢層であるため減少した」と分析した。

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