298人を乗せた済州行き旅客船で火災発生…人命被害なし＝韓国

ワンド（莞島）からチェジュ（済州）に入ってきた旅客船から火災が発生したが、人命被害はなかった。

24日、済州消防安全本部によると、済州市の済州港から9キロ離れた海上で、済州と莞島を行き来する旅客船シルバークラウド号（2万263トン）で火災が発生したとの通報があった。

火は午後5時38分ごろ、旅客船関係者が甲板全体に散水施設を作動させ、鎮火した。

シルバークラウド号は午後3時、チョルラナムド（全羅南道）の莞島を出発して済州港に向かう途中であり、乗客270人と船員28人、計298人が乗っていたという。

消防と海洋警察は通報を受け付けた後、万一の事態に備えるため済州港6埠頭に消防隊を配置し、旅客船は午後6時22分ごろに済州港に入港した。

なお、すべての乗客が下船した状態で、人命被害はないことが確認された。

消防現場調査の結果、火災は旅客船2階の貨物室に載せていた1トン活魚輸送車から発生したものと推定されている。

車両火災で貨物室の天井が煤ける被害が発生した。

消防と海洋警察は、船社側の陳述などをもとに、正確な火災の原因を調べている。