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「朝鮮戦争の英雄」白善ヨプ氏 国立墓地に埋葬=韓国
【大田聯合ニュース】朝鮮戦争の激戦地で韓国軍の戦闘を指揮し、「朝鮮戦争の英雄」と呼ばれた故白善ヨプ(ペク・ソンヨプ)元陸軍大将(享年99歳)の埋葬式が15日、中部・大田市にある国立墓地、国立大田顕忠院で営まれ、遺族をはじめ徐旭(ソ・ウク)陸軍参謀総長、在韓米軍のエイブラムス司令官、米国のハリス駐韓大使、歴代の参謀総長らが参列した。 式では追悼の辞、献花、焼香、棺を墓に下ろす下棺、棺に朝鮮戦争の激戦地8カ所の土をまく儀式などが最高の礼をもって行われた。徐氏は追悼の辞で「将軍(白氏)は愛する戦友のいる場所で、幸せな笑みを浮かべておられるだろう」と述べ、故人の冥福を祈った。 白氏は戦争当時に着用した戦闘服と同じ形の米軍戦闘服を身につけて埋葬された。当時、韓国軍は戦闘服がなく、第2次世界大戦で米軍が着た軍服などを着用していた。 埋葬式の前、顕忠院の入り口では白氏の同地への埋葬に賛成する団体と反対する団体がにらみ合い、一部でもみ合いも起きた。警察は420人を周囲に配置して衝突の制止に当たった。 白氏の埋葬を巡っては、朝鮮戦争での功績などを考慮し、国立墓地の国立ソウル顕忠院に埋葬すべきという主張があった一方、朝鮮人抗日勢力を弾圧した旧満州国の間島特設隊で服務した経歴から国立墓地に埋葬してはならないとの主張もあり、対立していた。最終的に、白氏は遺族の意向により大田顕忠院に埋葬されることになった。