ソウル西部地裁(資料写真)=(聯合ニュース)
ソウル西部地裁(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】ソウル西部地裁は15日、新型コロナウイルス対策の自主隔離を守らず、複数回にわたって無断で外出したとして感染症の予防および管理に関する法律(感染症予防法)違反の罪に問われた20代の日本人の男に対し、懲役6か月、執行猶予2年を言い渡した。

 男は4月2日に韓国入り。ソウルの西大門保健所から15日までの自主隔離を通告されたが、合計8回にわたり無断で外出した。外国人が自主隔離措置に違反し、逮捕された初のケースだった。

 地裁は「被告は新型コロナウイルスによる自主隔離の通知を受けたにもかかわらず、これに違反し食堂やコンビニエンスストアなどの施設を訪問した」として、「(ウイルス)拡散の危険性が高い犯行を犯し、非難される可能性が大きく、被告が状況を十分に把握していなかったというが、そういうことで責任は免れない」と指摘した。

 ただ、「犯行を認め、反省する態度を見せていること、最終的に陰性判定を受け(ウイルスの)拡散が発生したなっかたこと、遊興を目的にした外出ではないとみられること、国内での犯罪歴がないことなどを酌量した」と述べた。


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