今日(15日)韓国キョンナム(慶南)大学 極東問題研究所のイム・ウルチュル教授は“新型コロナと北朝鮮経済の動向”の報告で、北朝鮮が今年の上半期、新型コロナによりマイナス成長したと推定されると分析した。
北朝鮮は新型コロナが流行したことで、去る1月28日に中朝国境を閉鎖した。対外貿易の95%を占めている中朝貿易が中断したため、経済全般が沈滞した。
韓国貿易協会と中国海関総書の資料を総合すると、北朝鮮の国境封鎖以降、今年5月まで対中輸出は前年同期対比で80.1%減少し、輸入は68.3%減少した。
また北朝鮮の外貨事情もやはり大きく悪化したものと分析されている。
特に「中国企業たちも経営難に苦しめられているため、北朝鮮の労働者たちに賃金をあげることのできない状況だ」とし「中国からの発注による下請けの物量も途絶え、北朝鮮内の衣料工場が経営難に直面している」と指摘した。
住民たちの生活苦もひどくなっている。当局は国家非常防疫体系を厳重化して中朝国境地域での密輸、海外通貨の不法送金に対する検閲を大々的に展開したため、生活用品と医薬品不足事態がつづいている。
このような北朝鮮の経済的状況は、今後 中国との交易再開と協力の度合いにより違ってくるとみられている。
実際、去る5月以降 中朝交易が小幅に増えながら、中朝国境貿易が再開されたという知らせに、為替が上昇し、物価が下落したという現象が起きている。
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