朴市長の遺体を乗せてソウル大学病院の救急医療センターに到着した救急車=10日、ソウル(聯合ニュース)
朴市長の遺体を乗せてソウル大学病院の救急医療センターに到着した救急車=10日、ソウル(聯合ニュース)
◇ソウル市長が遺体で見つかる 市内の病院に搬送 9日午前に公邸を出た後、行方が分からなくなっていた朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長が10日午前0時すぎ、市内の北岳山北側の粛靖門付近で死亡しているのが見つかった。警察による現場検証などを経て、遺体はソウル大学病院に搬送され、午前3時半ごろ、霊安室に安置された。同病院前では知人や支持者とみられる人々が集まり、到着を待っていた。◇市長権限代行のソウル市副市長 午前に会見 朴元淳ソウル市長の死去を受けて市長の権限を代行することになった徐正協(ソ・ジョンヒョプ)行政第1副市長が、10日午前に会見する予定だ。市関係者によると、徐氏は市長権限代行として今後の対応方針を説明するという。朴氏の葬儀などの日程は未定だという。◇ソウル市長のセクハラ疑惑 捜査打ち切り 警察関係者などによると、朴元淳ソウル市長の秘書だった元市職員はこのほど、「以前、朴氏からセクハラを受けた」として警察に告訴した。だが、朴氏の死去により、事件は「公訴権なし」として捜査が打ち切られることになった。◇政府 きょう不動産対策を発表 洪楠基(ホン・ナムギ)経済副首相兼企画財政部長官が10日午前に不動産対策を発表する。複数の住宅所有者に対する総合不動産税の実効税率の大幅引き上げ、賃貸事業者として登録した人に付与されている税制優遇措置の縮小あるいは廃止など、税制と金融、住宅供給面の対策を幅広く盛り込むとみられる。◇教会での小規模の集まり 当分は禁止 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、政府の中央災難(災害)安全対策本部は10日午後6時以降、全国の教会を対象に防疫措置を強化する。教会は定例の礼拝を除き、祈祷会や聖書勉強会、聖歌隊の練習といった小規模の集まりや行事を当分は開くことができない。首都圏では5月から6月にかけて複数の教会で集団感染が発生するなど、教会と教会関連の集まりを中心に感染が拡大傾向にある。
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