韓国と中国は国交正常化15周年記念日の8月24日を前後して軍事ホットラインを開通する。金寛鎮(キム・グァンジン)合同参謀会議議長と梁光烈・中国人民解放軍総参謀長が23日に会談を行い、これに同意した。合同参謀本部が明らかにした。常用国際電話の形で開設されるホットラインは、鎮海海軍作戦司令部式統制室と青島の中国軍北海艦隊司令部作戦処間に設置される。烏山の空軍作戦司令部内中央防空統制所と北京を繋ぐホットラインも開設される予定だ。
 金議長は会談の席で、12日に中国・大連沖で発生した韓国貨物船沈没事故について遺憾を示すとともに、船舶遭難に対応できる緊密な協議が必要だと強調した。また、9月の海軍巡洋艦隊の上海訪問の際、両国捜索救助訓練に向けた実務会議の開催推進と、捜索救助訓練定例化案について協議することを提案した。梁総参謀長もこれに同意を示した。また金議長は、黄海北方限界線(NLL)海上での中国漁船の違法操業件数が過去3年間で2倍以上に増えていることを指摘し、中国側で積極的な措置を取ることができるよう軍の協力を求めた。

 中国総参謀長の訪韓は、2002年9月の傅全有総参謀長以来、2度目となる。梁総参謀長は現在、中国共産党中央軍事委員会委員と共産党中央委員会中央委員を兼任しており、胡錦涛主席(中央軍事委員会主席を兼任)、郭伯雄・中央軍事委員会副主席、曹剛川国防相、徐才厚・中央軍事委員会副主席に次いで、軍内序列第5位の人物。


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