ビーガン氏(資料写真)=(聯合ニュース)
ビーガン氏(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】米国のビーガン国務副長官(北朝鮮担当特別代表)が7日、2泊3日の日程で韓国を訪問した。 韓国外交部などによると、ビーガン氏が搭乗した航空機が同日午後、ソウル南方にある米空軍烏山基地に到着した。同機にはアレックス・ウォン北朝鮮担当特別副代表ら少数の国務省高官が搭乗したという。 北朝鮮外務省のクォン・ジョングン米国担当局長は7日に談話を発表し、「改めて明白にするが、われわれは米国と向き合う考えがない」と強調しており、ビーガン氏が訪韓中に南北軍事境界線がある板門店を訪れ、北朝鮮側と接触する可能性は低いとみられる。 ビーガン氏は8日午前、韓国の康京和(カン・ギョンファ)外交部長官を表敬する。その後、趙世暎(チョ・セヨン)第1次官と8回目の韓米戦略対話を行う。在韓米軍駐留経費の韓国側負担を決める交渉や、先進7カ国首脳会議(G7サミット)を拡大して韓国などを参加させる構想、「経済繁栄ネットワーク」構想などについて意見交換するとみられる。 続いて、北朝鮮核問題を巡る6カ国協議の韓国代表を務める李度勲(イ・ドフン)朝鮮半島平和交渉本部長と会談し、朝鮮半島の完全な非核化と恒久的平和定着に向けた実質的進展のための協力について踏み込んだ議論を行う。会談後に予定されている会見では、朝鮮半島情勢の悪化を防ぎ、北朝鮮を再び対話の場に引き出すためのメッセージを発表するとみられる。 青瓦台(大統領府)の国家安保室長に任命された徐薫(ソ・フン)氏とも会談する見通しだ。 ビーガン氏は9日に日本を訪問する。
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