判決後、喜ぶ原告(前列右端から3人目)ら=7日、ソウル(聯合ニュース)
判決後、喜ぶ原告(前列右端から3人目)ら=7日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】朝鮮戦争当時、北朝鮮軍に捕虜として捕らえられ労働を強いられたとして、元韓国軍兵士2人が北朝鮮政府と金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)を相手取り損害賠償を求めた訴訟で、ソウル中央地裁は7日、北朝鮮政府と金委員長に対し、原告1人当たり2100万ウォン(190万円)の賠償を命じる判決を言い渡した。 原告側は朝鮮戦争に参戦して北朝鮮軍の捕虜となり、休戦後も韓国に送還されず、労働を強いられたとして、2016年10月に提訴した。 2人は2000年に北朝鮮を脱出し、韓国に戻った。 北朝鮮政府と金委員長に提訴の事実を伝える方法がなく、地裁は公示送達の手続きを取った。公示送達とは訴訟の相手が文書を受け取らず、裁判に応じない場合、裁判所での掲示や官報公告などにより内容が伝達されたと見なす手続き。
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