感染は首都圏と中部の大田市、忠清南道に続いて南西部の光州市に広がり、1日当たりの新規感染者数は2日連続で50人台を記録した。1日当たりの新規感染者数は先月18日に51人に増加後、22日(11人)と23日(16人)に10人台に減少したが、首都圏、大田市、光州市を中心に感染者が続出し、増加幅が拡大している。
光州市では寺院、教会、訪問販売会社、療養施設、図書館などを中心に感染が連鎖し、1日に20人を超える感染者が発生する非常事態となっている。海外からの流入も、1週間連続で2桁台と増加傾向が続いている。
この日の新規感染者のうち市中感染は44人、海外からの流入は10人だった。
市中感染の44人を地域別にみると、光州市が22人と全体の半数を占めた。そのほかソウル市が13人、京畿道が5人、忠清南道が2人、大邱市・大田市がそれぞれ1人。
光州市の感染者は、前日に12人と2桁台を記録したのに続いてこの日は20人を超え、急速な増加傾向を示している。宗教施設や訪問販売会社、療養施設などでの同時多発的な感染により5日間で39人の感染が確認され、感染経路が不明な患者も複数人いることから、感染拡大が当分の間続くことが懸念される。
ソウル市、京畿道では教会をはじめ、これまでに集団感染が起こった場所を中心に感染者の発生が続いている上、同道議政府市のマンション(3世帯6人)のように新たな小規模感染も散発的に発生している。
海外からの入国者の新規感染は10人。2人は入国時の検疫で感染が確認され、残りの10人は入国後の自主隔離中に感染が判明した。海外からの入国者は、先月26日に12人の感染が確認されてから1週間にわたり2桁台が続いている。
市中感染と海外流入を合わせると、首都圏の感染者数は計23人。首都圏を含む全国6市・道で新規感染者が確認された。
中央防疫対策本部は、毎日午前10時に同0時時点の新型コロナ感染者数を発表している。
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