韓国の６月消費者物価　横ばい＝実際はマイナス

【世宗聯合ニュース】韓国の統計庁が２日発表した消費者物価動向によると、６月の消費者物価指数は前年同月比横ばいだった。　小数点第１位までで表示する統計上では横ばいだが、小数点第２位まで計算すると同０．０１%の下落となり、実際にはマイナスだった。統計庁の担当者は「マニュアル上では小数点第１位までが正式な物価上昇率なので、（６月は）０．０%とみるのが正確だ」と説明した。　前年同月比の物価上昇率は昨年１２カ月連続で１%を下回った。今年１～３月は１%台を維持したが、新型コロナウイルスの影響が反映され始めた４月は０．１%に鈍化した。５月は昨年９月（０．４%下落）に初のマイナスを記録して以来、８カ月ぶりにマイナスとなった。　統計庁は、政府が新型コロナウイルス対策として全世帯に支給した緊急災難（災害）支援金の物価への影響については限定的だったと説明した。