ソウル市が21日に明らかにしたもので、2月から3月にかけ市内323か所にある薬水施設について各区や公園管理事業所と共同で検査を行ったところ、20.1%に当たる65か所が飲用の施設として適合していなかった。
不適合の理由は、微生物や有害物質の検出によるもので、大腸菌や硝酸性窒素、過マンガン酸カリウムが基準値を超えて検出された。また、不適切施設のうち32か所は、市が昨年からこれまでに実施した7回の水質検査のうち4回以上不適切施設として判定されていたが、施設改善や閉鎖措置が行われていなかった。
市関係者は、薬水施設の改善や閉鎖の権限は該当する区にあるとし、市が施設改善などを勧告しても区がこれを無視するケースが多いと指摘している。
今回の調査では衿川区の15か所、鍾路区の8か所、西大門区の7か所、冠岳区の6か所、瑞草区の4か所、蘆原区の3か所、九老区の3か所、陽川区の2か所、北漢山国立公園の15か所、南山公園の2か所が不適切施設と判定された。市は水質改善の可能性がある施設に対しては立ち入り制限、殺菌消毒などの措置を行い、残りは閉鎖するよう管轄する区に勧告する方針だ。
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