韓国元統一相「北の経済事情が困難なため、韓国に“腹いせ”…年末まで続くだろう」

韓国統一部（統一省）の元長官であるチョン・セヒョン（丁世鉉）民主平和統一諮問会議 首席副議長は今日（18日）、最近の北朝鮮による強硬な対南（対韓国）政策は経済的事情が困難になった北朝鮮が“鬱憤晴らし”をしているのだと語った。

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チョン副議長はこの日 民主平和統一諮問会議・対外経済政策研究院（KIEP）がソウルで開催した“2020年朝鮮半島新経済フォーラム”で「北朝鮮で内部的に様々な状況が重なったことで、韓国に対して“鬱憤晴らし”をするという状況となった」と語った。

また「北朝鮮は今年 朝鮮労働党創建75周年を迎えると同時に、国家経済発展5か年戦略の最後の年として、経済的な成果を出さねばならない。しかし対北制裁と新型コロナウイルス感染症のために“自力更生”が困難になったようだ」として、北朝鮮側の状況を分析した。

つづけて「経済的な困難のために、キム・ジョンウン（金正恩）国務委員長に対する北朝鮮住民たちの“懐疑”があり、そのような状況で（最高指導者を侮辱する）対北ビラ散布がなされたことで、北朝鮮指導部としては黙って見過ごすことができない状況だった」と語った。

チョン副議長は「対北ビラ散布が禁止されたとしても、少なくとも年末までは朝鮮半島の緊張状態は続くだろう」と推測した。