チャーター機で襄陽空港に到着した台湾からの観光客=(聯合)
チャーター機で襄陽空港に到着した台湾からの観光客=(聯合)
江原道の襄陽国際空港の国際線利用客が昨年は1日平均11人にとどまり、開店休業状態だったことが分かった。建設交通部が21日、国内8か所の国際空港の国際線旅客取扱い実績を明らかにした。それによると、襄陽空港の国際線利用者は昨年1年間で4028人と最下位で、7位の光州空港(年間12万4339人)の3分の1水準にとどまった。
 襄陽空港は、束草空港と江陵空港を閉鎖し2002年4月に開港した。同年の国際線利用客数は1日平均19人(年間5840人)、2004年は13.7人(同5021人)、2005年は18.7人(同6827人)と改善の兆しは見られない。航空会社も採算が合わないという理由で襄陽発着の国際線運航に乗り出す様子はない。アシアナ航空の場合、2003年1月以降は国際線チャーター便も飛ばしたことはない。航空会社関係者は、政府は襄陽空港に国際線を投入するよう強いるが需要がないと説明している。

 政府はこれまで襄陽空港の活性化に多方面から努めてきた。建設交通部は昨年も国際線誘致に向け自治体などと対策会議を開き、空港施設の使用料を国内線だけでなく国際線も免除したほか、海外メディア向けに広報活動を繰り広げ、日本や中国、台湾からチャーター便を誘致した。しかし、襄陽空港は束草と江陵どちらからも1時間の距離にある上に、ここから海外に出かける需要もほとんどないという地理的なデメリットがあり、これといった方策を打ち出せずにいる。建設交通部としては2014年冬季オリンピックの江原・平昌への招致が成功し、国際空港として定着することに希望をつないでいる。


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