企業別にみるとサムスンSDIが748件を登録しトップとなり、優れた技術力を示した。LG電子は270件、日本のセイコーエプソンが175件、半導体エネルギー研究所が109件、LGフィリップスLCDが96件などの順だった。
サムスンSDIの場合、今年第3四半期の能動型(AM)有機ELの量産を控え技術開発に拍車をかけている。昨年上半期の特許登録は267件にとどまっていたが下半期に一気に増やし、韓国の特許件数を大きく引き上げた。OLEDNETによると、韓国と日本の差は昨年通年では約6%程度だが、下半期にはその差が17%まで開いたと説明している。最近サムスンSDIが世界最薄0.52ミリメートルのの2.2インチAM有機ELを開発したほか、LGフィリップスLCDもアモルファスシリコン(a-Si)技術を初めて採用したフルカラーのフレキシブルAM有機ELを開発し、世界市場で注目を浴びている。
しかし、韓国企業の有機EL特許登録は国内での登録特許の割合が非常に高く、有機ELの最大市場の米国ではむしろ日本企業に押されているという問題も指摘される。サムスンSDIの有機EL特許748件のうち国内で登録されたのが708件だったのに対し、米国で登録したのは35件にとどまっている。LG電子も270件のうち262件が国内で登録され、米国では6件にすぎない。一方、米国で半導体エネルギー研究所は98件、イーストマン・コダックは58件、セイコーエプソンが50件をそれぞれ登録している。日本企業の米国での登録件数は全体702件の49%に当たる334件に達した。
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